Netflixドラマ「D.P. 脱走兵追跡官」を観た感想

ドラマ・映画

昨年2020年、メルボルンの長期ロックダウンを機に、Netflixに加入しました。
もともと日本ではHuluに加入していたのですが、メルボルンに引っ越してきてVPNを使用しても視聴できなくなってしまったため、Netflixに乗り換えた次第です。

これが大当たりで、それ以降、Netflixの民と化し、夜な夜なドラマを鑑賞する日々。特に韓国ドラマ。英語の勉強のためにも、英語のドラマで英語字幕で頑張ろうと思う時もありました。

ありましたが、韓国ドラマが面白すぎてやめられない。
Netflixに加入して1年以上、これまで観てきたドラマの感想を、不定期にあげて行けたらと思います。

 

harapeco
harapeco

ちょっぴりネタばれするで!これから観る人は、観た後に遊びに来てな!

 

8月末にNetflixで配信開始になった韓国ドラマ「D.P. 脱走兵追跡官」

Watch D.P. | Netflix Official Site
A young private’s assignment to capture army deserters reveals the painful reality endured by each enlistee during his compulsory call of duty.

タイトルのとおり、脱走した兵士を追いかけて連れ戻す任務、韓国軍のとある部隊のストーリー。
新米兵士のジュノと先輩兵士のホヨルがバディを組んで、脱走兵を探し出し、連れ戻します。
このコンビがなかなかよくて、生真面目で鋭いジュノとゆるくて遊びがあって、でも経験値のあるホヨルのお互いを補う感じがとてもよかったです。

1話あたり約50分、全6話なので、サクッと観られる感じです。
韓国ドラマは普通に1話1時間半、全20話とかありますからね。。。笑

最初はコメディ要素も結構あって、笑えるシーンもあったのですが、最後2話はもうつらくてつらくて仕方なかったです。

ひとことで脱走と言っても、脱走兵にはそれぞれの背景がありました。
ただただ自由が欲しい者、家族を傍で見守りたい者、壮絶なイジメから逃れたい者。

軍隊は縦社会で、上官、先輩の命令は絶対。
そんな中で、先輩からは容赦なく理不尽なイジメを受ける兵士たち。理不尽 of 理不尽。

このイジメや乱闘シーンの暴力描写が、韓国映画・ドラマあるあるなんですが、目を背けてしまうくらいえげつないんです。日本の地上波だったら、ここまで描写しないよな…というレベル。怖くて直視できないので、こういうシーンは指の隙間から観てます。

S氏
S氏

いや、観てるんかい!

追跡官が追ってきているのを悟って、兵役に戻りたくなくて、自ら命を落とす者がいたり、連れ戻されても「どうせ何も変わらない」と絶望するものもいたり。

観ていて本当に胸が締め付けられる思いでした。
これは、Web漫画が原作だそうですが、あまりにリアルで実際経験した人にしか描けないものだと話題になったそうです。

退役した、かつて自分をイジメた先輩を追って脱走を図り、その先輩に復讐を果たそうとしているところで追跡官や軍、警察に囲まれたのですが、「何で脱走してから動くんだ、今まで自分が苦しんでいた時は傍観していたじゃないか、助けてくれなかったじゃないか」と。

最終話のサブタイトルは「傍観者たち」です。

主人公のジュノは、脱走兵の遺族からも「何でその時に助けてくれなかったんですか?声をあげてくれなかったんですか?」と、言われます。

事が動かなきゃ誰も大ごとと受け取ってくれない。
これは、このドラマ、脱走兵だけのテーマではなく、社会全体の問題だと思いました。

つらければ途中で脱落すればよかったのですが、何か、やめたらいけないような、変な義務感があって、もちろんつらい以外ではドラマとしてはとてもいい作品だったというのもあります。

1話から5話までは、エンドクレジットが始まったらすぐ「次のエピソード」ボタンか、ホームに戻っていたのですが、最終話は何か虫の知らせがあって、エンドクレジットを早送りしたのです。

そうしたら、やはり最後に映像が残っていました。もし、既に観た方で「え?最後?観てない!」って方がいれば、ぜひ観てみてください。まだ観てない人が読んでいてくれてるのであれば、もし観る機会があれば、最終話はエンドクレジットまで観ることを忘れずに!

正直めちゃくちゃ後味悪いです。でもどうやらシーズン2があるとかないとか。
きっとシーズン2が配信されたら、何だかんだ思いつつ観るんだろうなと思います。

「D.P. 脱走兵追跡官」、harapecoの評価は

 

harapeco
harapeco

星4つ!★★★★☆

コメント

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